情報は随時更新いたします(最終更新:6/4) ・出版社・書店情報を掲載しました(6/4) ・講演資料をアップロードしました(6/3) ・総会資料をアップロードしました(6/2) ・企画展示の中止についてご案内しました(5/31)
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重要なお知らせ
2021年度関西支部春季大会は、現コロナ禍により、オンライン上での大会・総会(zoomウェビナー)を実施し、併せて大阪市立大学で展示企画を行うことになりました(今回の大会と連携した企画展示は中止になりました)。
本ページでは、春季大会・総会(オンライン学会)の詳細をお知らせいたします。
春季大会・総会への参加を希望される方は、以下にお知らせする詳細をご確認のうえ、オンライン上で事前申し込みの手続きをお済ませください。会員外の方もご参加いただけます。
資料等についてのお問い合わせはこちらにお願いいたします。
2021年度春季大会 プログラム
会場 | zoomウェビナー →申し込みフォーム ※大会1週間前(5月29日11時)から受付 |
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開催日程 | 2021年6月5日(土曜)、11:30~18:00 |
自由発表 | 芥川龍之介「尼提」の典拠と主題(高子瑜・大阪大学大学院) |
小特集 | これからの「羅生門」――資料と国語教育の観点から――
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発表資料 | →資料のダウンロード ※資料を追加しました(6/5) |
総会資料 | →総会資料のダウンロード |
〔タイムスケジュール〕※5/29修正
11:00~11:05 | 開会の挨拶 |
11:05~11:15 | 操作説明 |
11:15~11:50 | 【自由発表】発表題目:芥川龍之介「尼提」の典拠と主題(高子瑜) |
13:00~13:10 | 企画趣旨説明(磯部敦・荒井真理亜) |
13:10~13:50 | 【発表】国語教材「羅生門」の来歴(中田睦美) |
13:50~14:30 | 【発表】高校国語教材における「羅生門」の可能性――これまでの「羅生門」、これからの「羅生門」(岩﨑俊之) |
14:30~14:45 | 休憩 |
14:45~15:50 | 【講演】〈羅生門〉と小説家芥川龍之介の生成(浅野洋) |
15:50~16:05 | 休憩 |
16:05~16:35 | 質疑応答 |
16:35~16:40 | 展示の案内(奥野久美子) |
16:40~16:45 | 閉会の挨拶(佐藤秀明) |
16:45~16:50 | 総会準備 |
16:50~ | 総会 |
小特集趣旨
これからの「羅生門」――資料と国語教育の観点から――
本大会では、会場校による特別展示の中心が「羅生門」にかかわる芥川龍之介の直筆所管であることから、「羅生門」についての講演、教材としての「羅生門」について考察する報告、および、高校の国語教育現場での「羅生門」 授業の実践報告、の三本からなる、「羅生門」をテーマとした大会を企画した。
講演は、論文「芥川龍之介――『羅生門』をめぐって――」(『日本の説話』第六巻(近代)、一九七四年三月、東京美術)をはじめ、長年のご研究において、芥川書簡等の資料も活用しながら「羅生門」をたびたび論じてこられた、近畿大学名誉教授の浅野洋氏に依頼した。浅野氏には、恒藤記念室所蔵のスケッチについての紹介「新資料紹介 恒藤恭の肉筆スケッチ・ブック6冊」(「国文学解釈と教材の研究」一九九二年二月)もあり、特別展示との連携も考えて、ぜひにとお願いし、お引き受けいただいた。
また、「羅生門」は言うまでもなく芥川の代表作であるだけでなく、高等学校国語教科書の〈定番教材〉としてあまりにも有名な作品である。そこで、高校の国語教育に関わる方々にも関心を持っていただけるよう、教材としての「羅生門」を考えるための報告を、近畿大学教職教育部教授の中田睦美氏にお願いした。中田氏には論文「『羅生門』のゆくえ――国語教材と文学テクストの間」(「近畿大学教育論叢」二〇〇九年三月)や、著書『芥川龍之介の文学と〈噂〉の女たち――秀しげ子を中心に』(翰林書房、二〇一九年七月)もある。
さらに、高校の国語教育の現場から、京都府鴨沂高等学校国語科教諭の岩﨑俊之氏に、「羅生門」の授業実践報告をお願いした。岩﨑氏のご紹介はプロフィール欄をご覧いただきたい。なお、質疑応答の時間ももうける予定であるが、関西支部ではオンライン上での学会開催が初めてとなるため、種々滞りが生じた場合は御容赦ください。
大会において、「羅生門」に関する講演と、教材としての「羅生門」考察、および教育現場での実践報告を聴き、議論された後には、翌週、大阪市立大学へと足をお運びになり、特別展示を通して芥川の筆遣いを感じていただきたい。
二週にわたる企画となったこの大会が、近代文学研究において資料が持つ力や役割、資料と研究の関係、また資料・研究と国語教育のつながりについてなど、これからの研究や教育にむけて、「羅生門」についてあらためて感じ、考えていただくきっかけとなれば幸いである。
リンク
お問い合わせ:メールフォーム / amjls.kansaishibu2021r@gmail.com
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