会報19号発行

2014年5月1日付で日本近代文学会関西支部会報を発行しました。
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2014年度 関西支部春季大会 研究発表募集のお知らせ

日本近代文学会関西支部では、2014年度春季大会での研究発表を、自由発表および小特集企画それぞれで募集いたします。支部会員の皆さまの積極的なご応募をお待ち申し上げます。
日時会場 2014年6月7日(土)/於 奈良大学
募集人数 自由発表  2~3名
      小特集企画 1~2名
       (他に支部依頼の発表を予定)
特集企画 サブカルチャーと<作家/作者>
       応募資格 日本近代文学会関西支部の会員であること
応募締切 2014年2月28日(金)[当日必着]
応募要領 発表題目および600字程度の要旨を封書でお送りください。必ず連絡先(電話番号・メールアドレス等)も明記してください。
その他  発表時間は自由発表、小特集いずれも30分程度です。採否については、運営委員会で決定次第お知らせいたします。
送付および問い合わせ先
      日本近代文学会関西支部事務局
      

2014年度 関西支部春季大会小特集企画

【小特集企画】
サブカルチャーと〈作家/作者〉

※2013年度から始まった連続企画「文学研究における<作家/作者>とは何か」(全4回)の第3回にあたる特集です。
趣旨
 日本近代文学会関西支部では〈作家/作者〉の問題を継続して扱ってきたが、連続企画の第三回目はアニメーション・マンガ・ライトノベルなどのサブカルチャーの分野からこの問題をとらえてみたい。
 サブカルチャーにおいては、共同制作や分業、アシスタントや編集者の介在、読者アンケートによる連載の打ち切り・引き伸ばしが常態化し、〈作家/作者〉が思い描いていた物語とは変化していくことも少なくない。さらにスポンサーの影響や商品としての側面、アニメ化・ゲーム化、読者による二次創作などの広がりを視野に入れれば、〈作家/作者〉のイメージはきわめて複雑になってくる。
 たとえば、近年、マンガ家を描いたマンガやエッセイマンガなどが好評を得ているが、小説家小説(=私小説)の流行と並べてみると、近代小説と通底するものが見えてくるかもしれない。一方、サブカルチャーにおける共同制作や分業、メディアミックス等の視点と、近代文学研究とを突き合わせたとき、われわれが持ちえた従来の問題意識以外にも、近代小説の新しい相貌が立ち上がってくる。編集者の存在、あるいは映画化・テレビドラマ化等が〈作家/作者〉におよぼした影響について、きちんと考察されてきたとは言い切れないのが現状ではないだろうか。
 今回の小特集では、サブカルチャーにおける〈作家/作者〉について問い直す試みを行い、あわせてサブカルチャーでは自明視されてきたが近代文学研究では未だに十分に検討されてこなかった問題についても考えたい。対象は多岐に渡るであろう。様々な視点からの切り口をもとに、刺激的な意見交換の場となることを期待する。

会報18号発行

2013年10月1日付で日本近代文学会関西支部会報を発行しました。
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会報17号発行

2013年5月1日付で日本近代文学会関西支部会報を発行しました。
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『京都近代文学事典』刊行

日本近代文学会関西支部
京都近代文学事典編集委員会編
『京都近代文学事典』
(和泉書院、定価5,800円+税)

『京都近代文学事典』が和泉書院より刊行されました。
本事典の特色は、近代以降の京都と作家や作品との関わりが広く取り上げられている点にあります。京都というと、古典文学との関わりがまず思い浮かぶかもしれません。しかし、近代以降も京都と関わりのある文学者や作品は、多くあります。古典文学の近代的なリメイク、旧制三高生(現・京都大学)をはじめとする学生の青春物語、博覧会や琵琶湖疏水をめぐる近代京都の物語、京言葉への憧れ、など、作品の内容は多様です。また、京都学派、京都画壇など、近代の京都では独特な文化が形成されていました。近代以降の京都ゆかりの人たちを取り上げ、、狭義の「文学」に囚われることなく、近代京都の新たな一面を提示する事典です。

2013年度 日本近代文学会関西支部春季大会ご案内

※本企画の趣旨と発表要旨>>こちら

日時: 2013年6月1日(土) 13時00分から17時30分
会場: 関西学院大学西宮上ケ原キャンパス B号館103教室

内容:      
・開会の辞   

関西学院大学 文学部長 松見淳子

連続企画(第一回)

シンポジウム「文学研究における〈作家/作者〉とは何か」

司会:木田隆文/山本欣司

・登場人物の類型を通して作者は何を語るか
 ―私小説を起点に―

日比嘉高(名古屋大学)

・〈書く読者〉が見た夏目漱石
 ―文体・ジャンルの社会的機能と〈作者〉―

北川扶生子(鳥取大学)

        
・教室の中の〈作家/作者〉
 ―Takumi’s Adventures in Wonderland―

木村功(岡山大学)

・〈作家/作者〉はなぜ神話化されるのか
 ―文芸解釈の多様性と相対性―

中村三春(北海道大学)

・閉会の辞   

支部長 関西学院大学  大橋 毅彦

・総会
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※総会終了後、関西学院会館2F「風の間」にて懇親会を開催します。会費は五〇〇〇円(学生・院生三〇〇〇円)の予定です。