『兵庫近代文学事典』刊行

日本近代文学会関西支部
兵庫近代文学事典編集委員会編
『兵庫近代文学事典』
(和泉書院、定価5,000円+税)

『兵庫近代文学事典』が和泉書院より刊行されました。
本事典の特色は、作家や作品と兵庫との関わりが記載内容の中心となっている点にあります。兵庫には、摂津・丹波・但馬・播磨・淡路とさまざまな地域があり、その中心となる神戸は、地理的には海と山が隣接する狭隘な空間で、中世以降の港湾都市としての歴史を受け継ぎながら、明治以降に時代に呼応しつつその姿を変化させてきました。その発展の中で戦災や震災も経験した兵庫を舞台とした作品も、執筆された時代や描かれる地域によって多様な要素や特徴が認められます。各項目はそうした点を中心に記され、いくつかのテーマに関する「コラム」欄も設けました。また、文学を広く捉え、これまでの文学事典ではあまりとりあげられなかった兵庫出身の文化人や漫画家もできるだけ紹介することに努めています。巻末には、「兵庫県内の文学館・美術館」「兵庫の文学賞・文化賞」の一覧も掲載しています。